きつね山歴史公園
(幸谷城館跡)
「きつね山」は、萬福寺の東側にある伊藤家の約3000坪の広大な屋敷林です。林の中には、幹周りが3mを超えるシイ、ケヤキ、スギの巨木があり、夏でも鬱蒼とした空間です。この林は、森林ボランティアの方々の協力により整備され、現在は遊歩道が設けられて、散策できるようになっています。また、柏市のカシニワ制度に登録され、どなたでも、いつでも訪れることが出来る、オープンガーデンとなっています。幸谷城館は16世紀初期、城主は相馬一族と推定され、城館跡には土塁や薬研堀が現存しています。伊藤家住宅主屋ほかは国指定有形文化財となっており、15年間増尾に居住していた洋画家高島野十郎(1890-1975)が晩年の3年間を居候し『五重塔』を描き残した、終焉の地でもあります。