少林寺
増尾山。臨済宗の少林寺は、県道市川柏線を増尾から柏に向かって土小学校を右に見て、坂を下ると信号の手前左側にあります。開山は永禄元(1558)年といわれ、境内の弁天堂には、室町時代の作とされる十一面観音立像が安置されています。この像は、建武三(1336)年北畠顕家との戦いに敗れ、鎌倉法華堂下で自害した相馬重胤が、そのとき兜の中に納めていた守り本尊と伝えられており、重胤の墓と伝えられる一石五輪塔もあります。山門を入って左側には、北原白秋の元夫人で、広幡八幡宮の近くに住んでいたことがある歌人江口章子(あやこ)の歌碑があります。